Proxmox VE 8.4 物理サーバーへのインストール手順

proxmoxロゴ

はじめに

この記事では、Proxmox VE 8.4 を物理サーバーにインストールする手順を画面キャプチャ付きで解説します。
初めて Proxmox を触る方や、検証環境を構築したい方向けの内容です。

Proxmoxを導入することで、1台の物理サーバーの中に、WindowsやLinuxなど複数の仮想マシンを自由に追加できるようになります。

事前準備

ハードウェアの要件

以下に最低限必要なハードウェアの要件が記載されていますので、要件を満たすオンプレ環境を準備してください。

Proxmox ハードウェア要件

参考までに、私がインストール環境のスペックは以下となります。

CPUAMD Ryzen 5 5500U
メモリ64GB
SSDM.2 SSD 2TB+SSD 2TB

Proxmox VE 8.4 のダウンロード

公式サイト から Proxmox VE の ISO ファイルをダウンロードします。

Proxmox VE 8.4 ISO Installer」の「Download」をクリックします。

任意の場所にインストーラーをダウンロードしてください。

Proxmox VE 8.4のGUIインストーラーのダウンロード画面

Rufus (ルーファス) で USB インストールメディアを作成

以下の URL より、最新の Rufus をダウンロードします。

https://rufus.ie/ja

USB を接続して、Rufus を起動します。

選択」ボタン → ダウンロードした ISO ファイルを指定します。

Rufus 4.11 起動直後の画面

OK」をクリックします。

Rufus 4.11 ハイブリッドISO形式のファイルを選択したときのISOHybridイメージの研修画面

スタート」をクリックします。

Rufus 4.11 で Proxmox VE 8.4のインストーラーを選択した画面

USB にデータが入っている場合に出力される内容

いずれも「OK」をクリックすると書き込みが開始されます。

Rufus 4.11 書き込みスタートしたときのUSBにデータが存在するときの警告
Rufus 4.11 書き込みスタートしたときのUSBにデータが存在するときに複数のパーティションを検出したときの画面

書き込み完了時のエラー

ハイブリッド ISO 形式での書き込みが原因か、完了タイミングで以下のエラーが出力されます。

これはWindowsがProxmox専用のファイル形式(Linuxパーティション)を認識できないために出す警告です。書き込み自体は成功しているので、そのまま閉じて問題ないので「OK」をクリックします。

Rufus 4.11 でハイブリッドISO形式のファイルを書き込みしたときのエラー画面
Rufus 4.11 でハイブリッドISO形式のファイルを書き込みしたときのエラー画面

状態が「準備完了」となったら、USB インストールメディアの作成が完了!!

Rufus 4.11 で Proxmox VE 8.4のインストーラーが書き込み完了時の画面

Proxmox VE 8.4 インストール

USB インストールメディアをインストールする筐体に接続して USB からブートします。

インストーラー起動

GUI インストーラーを使用することで、ディスク・ネットワーク・管理者設定を一通りまとめて設定します。

Install Proxmox VE (Graphical)」を選択します。

Proxmox VE 8.4のインストーラー起動時の「Install Proxmox VE (Graphical)」選択画面

利用規約

Proxmox VE を利用するためには、ライセンス規約への同意が必須となります。

I agree」を選択します。

Proxmox VE 8.4のインストーラー起動時の利用規約を承諾する画面

インストール先ディスク選択

Proxmox をインストールするディスクを選択します。

Target Harddisk を選択 →「Next」をクリックします。

Proxmox VE 8.4をインストールするディスクの指定画面

地域・言語設定

時刻やキーボード配列を設定します。

以下を選択して、「Next」をクリックします。

Country:Japan
Time zone:Asia/Tokyo
Keyboard Layout:Japanese

Proxmox VE 8.4インストール時の地域・言語設定の画面

管理者パスワード・メールアドレス

Proxmox VE は root ユーザーでの管理となります。
Web UI や SSH ログインで必ず使用するため、推測されにくい強固なパスワードを設定します。

Email は障害や証明書更新時の通知先として使用されます。

root のパスワードと Email を設定(デフォルトのままでは次にいけない)して「Next」をクリックします。

Proxmox VE 8.4インストール時のrootのパスワード・メールアドレス設定の画面

管理ネットワーク設定

Proxmox の管理用インターフェース、ホスト名を設定します。

※ ここで設定した IP アドレスとホスト名は、後ほど Web UI へアクセスする際に使用します。

※ホスト名は pve01.local のように、ドメイン名を含めた形式で入力する必要があります。

※Proxmoxは管理用IPが固定(Static)であることが推奨されるため、DHCPではなく手動設定を推奨

ホスト名とネットワークの設定を行い「Next」をクリックします。

Proxmox VE 8.4インストール時のホスト名(FQDN)、IPアドレス、ゲートウェイ、DNSの設定画面

サマリー画面

設定内容の確認画面です。

サマリー画面の内容が問題なければ、「Install」ボタンをクリックします。

Proxmox VE 8.4インストール時のサマリー画面

5 分程度でインストール完了します。(筐体のスペックに依存)

インストール完了(CUI 画面)

インストール後、ログインの画面が表示されます。

画面に表示されている https://...:8006 というURLが、今後使う管理画面の住所になります。
メモしておきましょう。

Proxmox VE 8.4インストール完了後のCUIの接続画面

root ユーザ、パスワードを入力して正常に接続できるかを確認します。

Proxmox VE 8.4インストール完了後のCUIの接続後の画面

本記事ではインストールまでを扱い、Web UI での接続やリポジトリ設定、パッケージのアップグレードは以下の記事で解説します。